日本には、法事・法要という 喪家の悲嘆を和らげる、というお寺の役割
▼大切な人を亡くした時、人は深い悲しみ(悲嘆=グリーフ)を味わいます。 読み、書くことで癒されるはじめてのツール ▼グリーフケア研究の第一人者である宮城大学看護学部・宮林さちえ教授監修のもとに製作されたこの冊子は、「死別の悲しみを癒す作業の手助け」を目的とした今までになかった内容の頒布用冊子で、悲しみの症状や自分自身でできるケアの方法をわかりやすく解説しています。 内容の主な構成としては、 ●「癒しの相談室(Q&A)」…よくある質問を取り上げて、誰にでも分かりやすく答えています ●「悲嘆の講座」…悲嘆の症状やケアの方法について分かりやすく解説しています ●「書いて見ましょう」…図表に書き込むことで、心を整理して実践的に癒します 深い悲しみの中にある方々はとかく気力を失いがちなものです。 その方たちに、ただ難しい解説をするだけでは理解してもらうことはできません。 本冊子ではその点に配慮し、「内容のわかりやすさ」「読みやすさ」を重視しました。 悲嘆のプロセスや、うつの症状について、また、「供養」という行為の持つ意味についても解説しています。 難しいと言われてきたグリーフケア 冊子を渡すだけで遺族の手助けに
長いお寺は歴史の中、お寺は地域に密着し、「安心して長いお付き合いができる」大切な場でした。 しかし、日本の社会全体が大きな変革期を迎えた昨今、それらの大切な機能は失われつつあります。 いくらお葬式という儀式をきちんと経ても、通夜・葬儀という限られた時間の中だけで、遺族の抱える深い悲しみを和らげるというのは、なかなか難しいものです。 死別悲嘆の状態にある遺族をさりげなくサポートする。そんな「グリーフケア」への取り組みは、近親者の「死」という場面に立ち会うお寺にとって、もっとも相応しいテーマといえるでしょう。お葬式のあとも長い時間をかけて遺族と向き合っていける、そんなお寺にこそ、今、求められている「安心」ではないでしょうか。 そのような取り組みを多くの方たちに知ってもらえれば、お寺に対する信頼も飛躍的に高まるはず。 地域社会への貢献といった点でも計り知れない原動力となります。 この冊子が皆様のサービス提供の一助となれば幸いです。 最近チェックした商品
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